総量規制を超えて借り入れをしたとしたら、どうなるのでしょうか

今まで借金などしたことありませんでした。実家が商売をしていたので、昔堅気というか、買い物は現金でという家庭で育ちました。だけど一人暮らしをし始めて10年、世間は完全にカード社会だと気がつきました。自分も便利に利用しようと思っています。ですが、そう思った矢先に総量規制という規制ができたらしく、年収の3分の1までしか借りられないらしいのです。それを超えて借りるとどうなるのでしょうか。

特別な場合以外、総量規制を超えて借入をすることは無理だよ~

総量規制は知っての通り、年収の3分の1までの借入が決められてるものだよね。貸金業法で2010年の6月18日に完全施行されたもの。法律で決められた規制だからそれを超えて貸付けると金融業者に行政処分が下されるんだよ。これは保証人がいても年収の3分の1を超えて借り入れをすることはできないし、クレジットカードのキャッシング枠の利用も3分の1の計算に入る。そしたら年収を増やせってことで、パチンコやギャンブルで儲けようみたいな考えを起こす人もいるようなんだけど、年収は、給料・年金・恩給・定期的に受領する不動産の賃貸収入・年間の事業所得と決められてるわけ。

もちろん宝くじが当たっても年収にはならないよ。宝くじが当たったら借入は必要ないけどね。ただし、総量規制には除外と例外というのがあって、四角四面のガチガチな規制ではないんだよね。そのいい例が除外に当たるものの中に、高額医療費の貸付けというのがある。これって大事だと思わない?借入を規制のギリギリまでしてたから急に高額医療の治療が必要になったけど、お金がなくてできませんってことがないようにしてるんだよね。似たようなのは例外の方にもあるんだけどね。

その他の除外は、自動車購入時の自動車担保貸付、有価証券担保貸付、不動産担保貸付、売却予定不動産の売却代金により返済できる貸付、手形、金融商品取引業者が行う500万円越えの貸付、貸金業者を債権者とする金銭貸借契約の媒介、不動産購入や不動産に改良のための貸付。とまあ、こんなにあるというか、庶民には自動車購入と高額医療くらいしか関係ない感じだね。自宅を担保にすれば貸してもらえる所とかね。それはちょっと怖いよ。

そして例外の方は、緊急の医療費の貸付。これが除外の高額医療と似てるよね。だけど、若い夫婦はお金がないから、子どもが急な病気になった時は困るからね。そんな時のための例外かなって思うよね。あとは、顧客に一方的有利となる借換。これはおまとめローンのことだね、助かるよね~。で、個人事業者に対する貸付、預金取扱金融業者からの貸付を受けるまでのつなぎ資金にかかる貸付、配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付、社会通念上緊急に必要と認められる費用を支払うための資金の貸付、ということ。

だからわりと、こんなときはどなうなるの?!なんてのが除外と例外に盛り込まれてる感じだと思うよね。それに、貸付ける側には融資をしている消費者に対して、毎月指定信用情報機関からの情報提供を受けて残高を調べなければならないと決められてるんだ。借入の金額によって、調べる頻度や条件が変わるんだけど、とにかく行政処分は貸金業者も嫌だからね。まじめにチェックされてますよ。今まで現金しか使ってなかったのなら、堅実なカードローン生活が送れるだろうね。ピーンチのときだけ借りる、翌月返すを繰り返してれば、上手に付き合うことができると思うよ。

消費者金融に適用される借り入れ時の総量規制とは

金融業者でお金を借りる時に無制限にお金を借りれるというわけではありません。契約の範疇での借り入れになりますし、融資可能枠は業者によっても変わってきます。銀行の方が融資枠が広くて金利設定が低いという傾向がありますが、審査に厳しいという特徴があります。消費者金融は融資枠が狭くて金利が高いので利息負担が大きくなりますが、審査が柔軟で早いという特徴があります。

ここで銀行には適用されないですが、消費者金融には適用される総量規制というものがあります。この総量規制では年収の3分の1以上の借入が出来ないように上限設定がされており、無茶な借金をしないように規制がかかっています、このような規制があるおかげで自己破産者を防ぐ事にも繋がっています。お金を借りる時には色々なルールがありますからある程度知っておくと良いでしょう。

利息には利息制限法が定められており、これがあるので利息を取っても良い上限が設定されています、この上限を超えた額の利息を請求するのは違法行為になるので、借り入れを行って違法な利息の負担を求められても払う必要が無いです。
貸金業者で50万円以上の借入を行う場合は収入証明書の提出が必要になりますし、小口のキャッシング等の場合は運転免許証だけあれば資料は揃う事になります。

いずれにしても消費者金融等で借り入れを行う時には様々なルールが適用されているので、安心して利用出来るようになっています、昔の消費者金融は高利貸しと呼ばれていた事もあり、大きな貸し出しを行い、さらに利息に関しても大きな金額を要求して借金に苦しむ方を続出させて社会的にも問題になりました。現在ではそういった状態にならないように様々な規制ルールが設定されており、少しでも借金に苦しまないように借金が出来るように整備されています。昔よりも借金負担が小さくなったとはいえ、計画的に利用しないとリスクがあるものですから、返済計画を立てた上で利用しましょう。

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